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2005/04/09

コロボックル物語

ハイジさんの童話のブログをのぞかせてもらって、自分が好きだった本のことを思い出しました。
佐藤さとる氏の「コロボックルシリーズ」です。

「誰も知らない小さな国」という題名の本がシリーズの1作目。最初に出版された年を調べたら、なんと1959年ということで、ちょっとびっくり。そんなに長い間読まれているんですね。

時は戦前。主人公の男の子はある日、偶然入った林の中の「小山」で、身長3cmほどの「小さな人」を目撃します。戦争中、男の子は小山から離れてしまうのですが、戦後に「小さな人」ともう一度出会います。
大人になった男の子は「小さな人」達から味方として選ばれたのです。彼は「せいたかさん」と呼ばれ、「小さな人」達を守っていく存在になっていきます。

「コロボックル」というのはアイヌの伝承に出てくる小人族の名前で、「蕗の葉の下の人」という意味だそうです。せいたかさんが「小さな人」達のことを調べているときにこの伝承を見つけ、彼らはそのコロボックルではないかと考え、その名で呼ぶようになるのです。

私がこのシリーズをどうして好きだったのか。
今考えると、作品の中に、「コロボックル達は実在の存在かも」と思わせるリアリティがあったからではないかと思います。
コロボックル達はファンタジー的な存在ではあるのですが、人の目に留まらないぐらいに早く動くことができるぐらいで、ハリーポッターのような魔法が使えるわけではありません。だから自分達のコミュニティを守るために人間のせいたかさんの力を借りるのです。
人智を超えたものすごい事は起こりません。だからこそ、読んでいるうちにこの小山は本当にどこかにあって、彼らは今も私達の周りを目に見えない速度で飛び回っているのではないかと感じるのです。

シリーズは全部で5作あります。
「だれも知らない小さな国」「豆つぶほどの小さな犬」「星からおちた小さな人」「ふしぎな目をした男の子」「小さな国のつづきの話」
私は当時、ハードカバーを持っていましたが、今は文庫でも出ているようです。物置をひっくり返して探して、もう一度読みたくなりました。

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コメント

>ハイジさん

そうですね。心の中に断片だけ残っている物語もたくさんあります。

今もう一度読み返して、どう感じるでしょう。
色々と読んでみたいですね。

投稿: うづき | 2005/04/10 21:50

童話は 子供だけのものではないと思います。
大人になってから、今だからこそ、もう一度読んでみるべきだと思います。
主人公と思って読んでいた自分が、知らない間に脇役になっている。
私も もう一度読んでみます。
ありがとうございました。

投稿: ハイジ | 2005/04/10 09:23

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