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2005/06/12

「12人の優しい日本人」

裁判員制度のところで少し触れました、「12人の優しい日本人」について。

この映画は、東京サンシャインボーイズの芝居を映画化したもので、「もし日本に陪審員制度があったら」という仮定の下に作られたストーリーです。(脚本のクレジットは三谷幸喜と東京サンシャインボーイズになっています。1991年公開。)

この作品には元ネタがあります。「12人の怒れる男」というアメリカ映画で、12人の陪審員の殺人事件をめぐる討論を描いた作品です。この作品を見て感銘を受けた三谷さんが「12人の優しい日本人」を書いたそうで。
「怒れる男」の方はかなりの社会派!なのですが、三谷作品の方はかなりコメディの要素が入っています。

【あらすじ】
陪審員として選ばれた12人の男女。彼らが担当しているのは殺人容疑で訴えられた女性の裁判。裁判終了後、彼らは有罪・無罪の評議を別室で始める。被害者はしつこく復縁を迫ってきた男性。事件の内容は、2人が揉めているうちに、男性が車にひかれて死亡してしまったというもの。果たしてこれは不慮の事故か、それとも殺人なのか。

評議の開始早々、女性が美人でとても犯人には見えないというので、「無罪でいいんじゃないですか?」と話がまとまりかけた。
ところが、一人の男性陪審員の発言により、事態は違う方向へ。
「話しあいましょうよ。」
そういって、彼はたった一人「有罪」側についてしまう。話し合いもしないまま結論を出したのでは、納得できないというのだ。全員一致でないと評決が出せないため、仕方なく話し合いを始めることになる12人。

有罪側についた男性陪審員は「容疑者の女性が有罪だと考えられる状況証拠」を次々に上げていく。そんな彼の主張に、無罪だと思っていた他の陪審員達の気持ちが段々と有罪の方に傾いていく。半数以上の陪審員が「有罪」側についたその時、それまで黙って聞いていたある男性陪審員が発言をはじめ、議論はさらに紛糾していくことに。果たして女性は有罪か、無罪か。


事件の詳細は陪審員達の会話の中から少しづつ明らかになってきます。容疑者の女性は話の中にしか登場しないので、容疑者と被害者がどんな人物だったのか、話から想像しながら映画を見ていくことになります。
舞台はずっと一部屋の中。出演者は全部で14人(陪審員12人と看守・ピザの配達員)。いかにも舞台的ですよね(^^)
すべては「会話」で成立っていきます。映像で説明するところはないので、私が見たときには、映画というよりは舞台を見ているような気になりました。でも、よく練られた話で、思わず引き込まれていきます。

随所に「日本人が陪審員だったら」という仮定での笑いが盛り込まれていて、「あ~、そうだよね~」とニヤっとさせられます。爆笑、というよりは苦笑、という感じなのですが。

最初にたった一人有罪側につき、映画の前半を引っぱる役である男性陪審員を、東京サンシャインボーイズの相島一之さんが演じています。(彼は芝居でもこの役を演じていたそうです。)西村雅彦さんはこの映画版には残念ながら出ていないんですよね。
あと、この作品にはブレイク前(?)の豊川悦司さんも出ています。

私がこの作品を見たのはもうずいぶん前のこと。久しぶりにもう一度じっくりと見たくなりました(^^)

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コメント

ちょきちょきさん、はじめまして。
コメント、ありがとうございます!

「12人…」ホント、面白いですよね。また見ます。

「ラヂオの時間」見ていますよ~(^^)
幸運なことに、こちらは舞台版も見ています。
これまた違う意味でドキドキハラハラ、ですよね♪

投稿: うづき | 2005/06/16 22:39

はじままして!
この映画大好きで何度も観てます!
最後まで結構ハラハラさせられて、気持ちの良い
どんでん返しにも満足!
出てる人みんなが個性的で愛すべき日本人なんですよね。

「ラヂオの時間」も大好きです。
もし、まだ観てなかったら損ですよ!

投稿: ちょきちょき | 2005/06/15 20:39

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