« 「12人の優しい日本人」 | トップページ | ああ、副鼻腔炎 »

2005/06/14

タイガー&ドラゴン「粗忽長屋」の回

今週は無事(!)見逃しませんでした。
(実は、前回の分はお友達から録画したものを借りることが出来ました。うれしかったです。ありがとうm(__)m)
今回は「粗忽長屋」がテーマでした。これはちょっと不条理系の笑い話ですね。スペシャルで登場したヤスオ(北村一輝さん)も再登場。ちょっとバイオレンスなお話でした。


ある長屋にマメな粗忽者(そそっかしい者)と不精な粗忽者が2人住んでいた。マメな粗忽者は大工の八公。その八公が浅草の観音様の境内を通りかかると、人だかりが出来ている。どうやら「行き倒れ」らしい。「どれ、見てやろう」と人の股ぐらをくぐって前へまわると、死体の番をしていた男に声をかけられた。
「おう、妙な所から現れたな。あんた、この行き倒れの顔、知ってる奴かどうかみてやってくれねえか。」
倒れている男の顔をのぞき込んだ八公はびっくり。なんと長屋の隣に住んでいる不精な粗忽者の熊公だった。
「あ!長屋の隣に住んでる熊公だよ!」
「じゃあ、お前さん。ちょっくらこいつのカミさんに知らせて来てくれねえか?」
「こいつは独り者で、親兄弟もいないんで。」
「そいつは困ったなあ。」
「じゃあ、あっしがこれから長屋まで行って、当人を呼んで来まさあ。」
変なことを言い出す八公に、番をしていた男はびっくり。
「あんた、何言ってるんだ。当人はここで死んでるんだよ?」
「いやこいつはホントそそっかしい野郎で、自分で自分のことが良くわからないんで。今朝も熊の家に行ったら当人がぼーっと部屋の中にいまして。」
「この人は夕べからここに倒れてたんだ。じゃあ、この行き倒れはその人じゃないよ。」
「いや、だからこそ当人がここに来なくちゃ。ちょっと待っててくだせえ。」
そういうと、八公は走って行ってしまった。

長屋に着いた八公。熊公を大声で呼びながら家の戸を開ける。
「おい、熊!熊!」
「おお、熊ってな俺のことか!なんだよ!」
当人の熊公はのんびりタバコをふかしている。
「おい!タバコ吸ってる場合じゃねえ!俺は今朝浅草の観音様で行き倒れを見たんだ。なんと、それは驚くじゃねえか、熊、おめえなんだよ!」
「ああ?」
「まだ気がつかねえのか。お前、夕べ浅草で死んでるんだよ!なのに死んだのにも気がつかねえでそのまま家に帰って来ちまったんだよ!」
「そうなのか?そう言われてみればどうも今日は心持ちが悪いと思っていたんだ。俺は死んでたのか。」
「そうだろう?じゃ、お前さんの死体を引き取りに行くぞ!俺が通りかからなかったらどうなったと思ってんだ。」

観音様にやってきた八公と熊公。
「いやあ、先ほどはどうも。」
死体の番をしている男は、また変な奴が来た、とうんざり顔。
「違ってたんだろ?」
「いや、やっと当人も気がついて納得したんで連れて参りました。これがその当人でございます。」
照れくさそうに熊公が挨拶をする。
「へへ、ちっとも気がついてませんで。すいません。当人でございます。」
「また変なのが増えちゃったよ。まあ、話をしてもわからねえようだから、とにかく顔を見てみな。」
行き倒れの死に顔をみる熊公。
「あ!やっぱりおれだ!間違いない!どうしてこんなことになっちまったんだ!」
「じゃあ運ぶよ。おめえ頭の方を持ちな。」
死体の番をしていた男が、運んでいこうとする2人を見てあわてる。
「勝手に持って行くんじゃないよ!いい加減にしな!この行き倒れはお前さんじゃないんだってば!」
「当人が自分だって言ってるのに、いったい何が不満だってんでえ!」
男とケンカを始めた八公に熊公が話しかける。
「おい八・・・なんだかわかんねえんだけど。」
「なんだよ?」
そこで熊公がサゲの一言。
「抱かれてるのが俺なら、抱いてる俺はいったい誰なんだい?」

そそっかしい八公が行き倒れを隣人の熊と見間違えたことから始まって、なんとも不条理なそそっかしさぶりが発揮されるわけです。(虎児はわかんねーを連発してましたね。確かに、そんなこと間違えるかよ!という話です^_^;)

今回はヤスオが再び虎児の前に現われます。ヤスオはまたもや組の金に手をつけて追われる身。コリナイ奴ですね~。しかも、谷中家では色男ぶりを発揮して、鶴ちゃんも小百合ちゃんもメロメロにしてしまいます(^_^;)
途中からの展開がかなり「バイオレンス」で、(なんせ死体がからむから)前回に引き続き、虎児はヤクザの世界にいるんだなあ、というのを再認識させられます。

ヤスオが「自分を殺したフリをして、500万を山分けしよう」と虎児に持ちかけたとき、
「もう自分は替えがきかない。俺がいなくなったら泣く人がいるんだ。」
そう告げるくだりは、ちょっとほろっと来ましたね。
虎児は小虎になったことで、自分の居場所を見つけたんですよね。
前回・今回とヤクザ稼業がらみの話でした。来週もウルフ商会がからんでくるみたいだし、虎児はちゃんと堅気になれるのでしょうかねえ。心配です。


しかし、ヤスオのそそっかしいのにもほどがあります。せっかくウルフ商会から逃げおおせたのに、「結婚報告」のハガキを送ってしまうなんて・・・このくだり、一人でツボにはまってました!結局一番の「粗忽者」はヤスオってことかしら?

|

« 「12人の優しい日本人」 | トップページ | ああ、副鼻腔炎 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/96700/4545578

この記事へのトラックバック一覧です: タイガー&ドラゴン「粗忽長屋」の回:

« 「12人の優しい日本人」 | トップページ | ああ、副鼻腔炎 »