2006/01/30

舞台「12人の優しい日本人」

三谷幸喜氏の「12人の優しい日本人」が、昨年から今年にかけてPARCO劇場と大阪・梅田で再演されていました。見に行けないなあとがっかりしていたのですが、今回WOWOWで生中継されるということで、楽しみにしていたんですよ。その放送が昨日だったのですが、いやあ楽しかった!

昨日はお出かけしていましたので、録画したものを今日見たのです。私は映画しか見ていないので、なんとなくそれと比べながら見ていました。やはり舞台はより動きがあっておもしろいですね。
WOWOWでの放映なので、自分であちこち好きに見られるわけではないのですが、これだけの「くせもの」キャスト、あちこちでそれぞれに芝居が展開されていて、実際に会場にいたら、誰を見ていればいいのかすごく迷いそうです(^_^;)


話のあらすじは以前に映画版の記事を載せたときに掲載していますので、今回はこの舞台版のキャストについて。

陪審員1号…進行役“決をとります”(浅野和之)
陪審員2号…有罪派“話し合いましょうよ”(生瀬勝久)
陪審員3号…議論が苦手な男(伊藤正之)
陪審員4号…直感を信じて無罪を主張する男(筒井道隆)
陪審員5号…メモ魔の自称“論理派”(石田ゆり子)
陪審員6号…ひたすら早く帰りたい男(堀部圭亮)
陪審員7号…偏った意見の男“有罪でも無罪”(温水洋一)
陪審員8号…ワイドショー好きのミーハー主婦(鈴木砂羽)
陪審員9号…プライドの高いエリート男(小日向文世)
陪審員10号…無実にこだわる家庭的な主婦(堀内敬子)
陪審員11号…猫をかぶっていた男(江口洋介)
陪審員12号…いつのまにやら進行している男(山寺宏一)


まずは生瀬勝久さん演じる「陪審員2号」。
なんといってもこの舞台の中心人物。全員が無罪でまとまりかけた時にただ一人、「議論がしたいから」という理由で有罪に一票。ところがだんだん被告の有罪を熱く語りだすようになっていきます。一番大変な役だと思うのですが、さすがは生瀬さん、うまいです。
その生瀬さんと同じく、議論を有罪側に引っ張るエリートの9号役は小日向文世さん。割と人のいい役のイメージがあるのですが、今回はエリート意識の強い男性を演じます。人を小ばかにしたようないやみったらしさを感じさせる、さすがの演技でした。

後半のキーパーソン、11号の江口洋介さんは初舞台だそうですが、なかなか堂々たるもの。舞台栄えもするし、いいんじゃないでしょうか。
被告に思い入れて、「有罪でも無罪!」と言い張る男、7号を演じる温水さんは、もう動きそのものが反則というか・・・(^_^;)

もう、12人みんな注目なんですよね。本当に生舞台を見に行っていたら、目がきょろきょろして疲れそう。。。
自分がもし陪審員になったら・・・この12人の内の誰が一番近いのでしょう。これだけいると、自分は誰かに当てはまりそうな気がします。

ああ、やはり生で観たかったなあ~(T_T)

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2006/01/06

古畑任三郎ファイナル!

三谷幸喜さん脚本のドラマ「警部補 古畑任三郎」のスペシャル、楽しみにしていました。
本当に今回で終わってしまうのでしょうか。さびしいです。


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【第1夜「今、蘇る死」】
犯人役ゲスト:石坂浩二、藤原竜也

「私が知る中でもっとも巧妙に殺人を犯した男-」

舞台立ては郊外の鬼切村。しかもわらべ歌になぞらえた殺人ということで、横溝ワールドのにおいがぷんぷんしてきます。そういえば石坂浩二さん、金田一役やってましたね・・・
藤原竜也君がちょっと浮世離れした殺人者を演じています。しかし、小学生の時の自由研究が「完全犯罪のすべて」って、今だったら大問題になるんじゃあないんでしょうか(^_^;)

いくらなんでも小学生の考えること(しかも道具立てが竹馬だの角砂糖だのと子供っぽい)で「類まれなる計画殺人」っていうのもどうかなあと思っていたら、やっぱり裏がありました。といっても、最初から石坂浩二が単なる出演者のわけはないので、どこでどう絡んでくるのかなと思っていたのですけどね。

個人的には「あへあへあへは~」とあの世節を歌う吉田日出子さんに座布団2枚!です。

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【第2夜「フェアな殺人者」】
犯人役ゲスト:イチロー

「人を殺したという以外は実に公明正大な人物-」

なんといってもイチローが犯人役というのが最大のポイントです。プロット自体はあまり凝ってはいない感じですが、フェアプレーというキーワードへのこだわりはなかなかのもの。ずっとレギュラーで出ていた向島巡査が実はイチローの腹違いの兄弟だった!というサプライズあり(^^♪第1夜で退職すると言っていた向島巡査のエピソードが2夜目への伏線だったとは。
しかし、イチローがこんなに演技できるとは思いませんでした。非常にナチュラルだったので、古畑含めてまわりの濃いキャラの中でいい具合に新鮮だったかな。嘘をつくのがきらいな犯人が兄のために仕方なくついてしまう嘘からかえってボロが出てしまうというのが切ない感じでしたね。

しかし、向島さんそんな背景のあるキャラだったんだ…に座布団3枚!

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【第3夜「ラスト・ダンス」】
犯人役ゲスト:松嶋菜々子

「最後の犯人はこれまでの中でも特に美しく、哀しい女性-」

松嶋菜々子さんが1人2役で被害者と殺人者の役をこなしています。双子の内一人は活発で目立つタイプ、もう一人は内気で引っ込み思案というのは非常にベーシックな設定ですが、ラストだけあってプロット的には一番こっていた印象があります。女性が犯人というのは特に三谷さんにとって思い入れがあるのでしょうか。シリーズ最初の犯人、小石川ちなみの話が古畑さんから語られます。最初の犯人が女性だったから、ラストも女性にしたかったのかもしれませんね。

冒頭、小日向さんが演じる「ブルガリ三四郎」にぶっとびました(笑)
小日向さん、なんだか生き生きと古畑さんのマネをしていたような・・・レインコートを着ているあたりは古畑警部補の本家ともいえるだろう刑事コロンボのイメージなのでしょうが、なぜまっ黄色?なぜブルガリ?

ということで、「ブルガリ三四郎」に座布団10枚!でした(^^♪


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2005/12/11

「逃亡者 木島丈一郎」

踊るシリーズ、待望の新作!ということでわくわくしながら放送を待っていました。


【あらすじ】
2004年10月、小学生の男の子を人質にした立てこもり事件が発生。(「交渉人 真下正義」の事件は2004年12月)

交渉課準備室課長の真下が犯人の説得にあたろうとする。しかし犯人は電話に出ず、らちが明かない。電話交渉をあきらめてメガホンを持ち出そうとした所で、警視庁捜査一課SIT(特殊捜査班)の木島刑事(寺島進)が部屋に強行突入。犯人の男を確保し、人質となっていた小学生の男の子、吉村遼を無事に救い出す。

実は吉村遼は警視庁会計課の課長が殺害された事件の目撃者。立てこもり犯の男は犯罪組織の人間で、その事件の殺害犯だった。この事件の特捜班を指揮する稲垣管理官(段田安則)は、吉村遼が組織に狙われているとして保護しようとする。しかし、袖にすがりついて寂しげに自分を見つめる遼を突き放せなくなった木島は、捜査一課に引き渡すことを拒否して連れ出してしまう。

遼を連れた木島の所に、警視庁上層部から連絡が入る。
「警察から情報を流している者がいる。裏切り者をあぶりだすまで、吉村遼を連れて逃げ回れ。」

こうして刑事と小学生の男の子の、「警察から逃げ回る」逃亡の旅がはじまった・・・

*****

今回の主人公は「交渉人 真下正義」でブレイクした木島刑事。本編のスピンオフムービーのさらに脇役が主人公ですから、木島刑事の人気のほどがわかります。
確かに、寺島進さん演じる木島刑事はなんとも印象的なキャラクター。刑事にはとても見えないルックスに加え、ドカジャン愛用。(なぜドカジャンを着ているかは、この「逃亡者~」で明らかになります。)私も好きなんですよね~(^.^)
同じような位置づけのキャラとしては、「容疑者」の哀川翔さんなんかもそうなんでしょうが、やっぱり木島刑事の方が印象的でしたね。

ルックスは独特な木島さんですが、心根は人情にあふれた優しい人。(どうやら「寅さん」ファンらしく、携帯の着メロは寅さんの主題歌!)事件の被害者となってPTSDに陥った女性をしっかりケアしていたり、事件に巻き込まれたのに両親が迎えに来ない少年の手をふりほどけなかったり・・・。こんな木島さんだから、心細い遼君がついその手にすがってしまったんですね。


木島さんの所属は警視庁捜査一課のSIT(特殊捜査班)。
SITというのは立てこもり事件の時などに犯人との説得交渉にあたる部署のようです。そういうわけで真下の交渉課準備室とは近しい関係にあるのですね。今回のドラマで、真下は情報を集めたりして木島刑事を助けます。こういったやり取りがあって、2ヵ月後の「交渉人~」の事件の時にはすっかりいいコンビになっているのかな。

もう一人、「交渉人~」とつながる重要人物(と私が思っている)が、松重豊さん演じる爆弾処理班班長。(名前がないんですね。寂しい!次回登場時にはぜひ名前をつけて欲しいです。)「交渉人」ではプロフェッショナルなこだわりを発揮していた松重さん。今回のお話には爆弾は出てこないのですが、木島刑事との連絡役として活躍します。


「踊る」シリーズの大きな特徴が“リンク”
他の作品につながるアレだのコレだのを探すのが、大きな楽しみの一つです。今回は「交渉人」につながる部分がとても多くて、そういった面からもとても楽しめました。

冒頭、立てこもり事件の解決後にテレビ局のインタビューに答える真下を見て、木島刑事が
「誰かに狙われるぞ」
と一言。実際にこの時にはもう狙われてたわけですよね。
そしてドラマのラストシーンは事件解決の2ヵ月後のクリスマス。遼君からの手紙を読んでいる木島刑事を呼びに来る部下の浅尾。
「地下鉄で何かあったらしい」
そして、「交渉人」につながるわけです。

もっと細かいネタも山ほどあるようです。本当に、ファン思いの(?)演出ですね(^^ゞ


一応、「踊る」で定番の、警察機構の裏側が絡んだ話になっていますが、ストーリーの内容よりもキャラクターを楽しむタイプの作品だったような気がします。
これまでの「踊る」の知識がない方でも、木島刑事の個性的なキャラは楽しく見られるかな?
遼君とのカラミもなかなかイイ感じでした。
木島さん、小料理屋の美津子さんとうまくいくといいのにな(^^♪

ところで、この12月に発売される「交渉人 真下正義」のプレミアムエディションの特典ディスクとしてこの「逃亡者~」が収録されるそうですね。放送後1週間で、DVD化ですか~。
さすが、踊るシリーズ!

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2005/11/04

大奥~華の乱

タイガー&ドラゴン以来、しばらくドラマにはまっていませんでした。しかし、このクール、実は「大奥」にちょっとはまっています。
まあ、女性が互いに火花を散らして・・・というものなのですが、なんといっても華やか。女性陣がとても豪華です。

今回は5代将軍綱吉の時代。
ヒロインは内山理名演じる側室・安子。
安子は綱吉の重臣・牧野成貞の娘なのですが、不幸を背負って大奥へやってきます。
なんせ、母は綱吉に夜の相手をさせられたせいで死んでしまうし、夫とムリヤリ別れさせられるし、その夫も後に死んでしまうし。
綱吉に仇を討つために大奥に側室としてやってくるものの、果たせるわけもなく子供まで身ごもってしまうし。そのせいで他の側室から嫌がらせを受けるし。
でも、内山理名ちゃんはあまり悲惨な感じがしません。気の強さがけっこう表情に出ていて、内に秘めた芯の強さみたいなものを感じられていいですね。

側室・お伝の方は安子に子供が出来たことで自分の地位が危うくなったと感じ、安子を敵視します。小池栄子が怖いんですね。眉毛をメイクで消してるからなのでしょうけど、けっこう目が怖いんですよね。
正室・信子(藤原紀香)は今の大奥の現状が気に入りません。なんとか自分の権力を広げようと安子を味方に引き入れようとしたり、京都から才女・右衛門佐(高岡早紀)を呼び寄せます。
高岡早紀はさすがの存在感。藤原紀香は今ひとつ活躍がないのですが、これから増えてくるかな?

さて、次は男性陣。
綱吉と言えば、悪法として名高い「生類憐みの令」を出した将軍。でも学問には秀でており、特に儒教の教えを重んじた将軍だったそうで、別に「バカ殿」だったわけではなさそうです。でも、今回の綱吉像は、けっこうバカ殿っぽいかも。「あのね~(~_~;)」といいたい場面が多いです。
例えば、綱吉は安子の母・阿久里が好きだったんですね。じゃあ、なんでその人が嫌がることをしたかというと、「そういうことは人は嫌がるものだ」という常識がないのです。将軍の世継ぎとして世の常識とは全く違う所で育ったので、一般の人の気持ちがまったくわからないんですね。それがために周りからは「暗愚」扱いされてしまう、ある意味不幸な人です。
まあ女性が主役なので、こういう役柄にしたのかな。

おもしろそうなのは北村一輝さん演じる側近・柳沢ですね。彼が今後どう動いてくるのか、けっこう重要なカギになりそう。

とりあえず、話は中盤に差し掛かりつつあるのですが、今の見所は安子の子供は無事生まれるのか?と、まんまと大奥総取締に収まった右衛門佐の本心はいかに?といったところでしょうか。

綱吉の時代は元禄。忠臣蔵もこの時代だそうで。水戸徳川家には水戸光圀公もいらっしゃいます。今後でていらっしゃることはあるのでしょうか?


ところで、「大奥」といえば、好きなマンガがあるのです。その名も「大奥」なのですが、これは男女逆転バージョン。疫病が流行って男子が極端に少なくなってしまったことから、将軍は女性・大奥は男性の園になるというパラレルもの。作者はドラマにもなった「西洋骨董洋菓子店」のよしながふみさん。
おもしろいですので、機会があったらごらん下さいませ。

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2005/10/26

ライフカード「フィッシング詐欺に気をつけて!」篇

オダギリジョーが人生のカードを切るライフカードの大人気CMの番外編ともいえる「フィッシング詐欺に気をつけて!」篇が放送されています。

出演者は先輩オダギリに憧れる、後輩の「川島」
この川島を演じるのは劇団ひとりです。
ある日彼のところにクレジットカードの情報をたずねる不審なメールが届きます。
「これってもしかして・・・?」
不安を感じた川島はオダギリのように人生のカードを切ろうとしますが、出てきたカードは「問い合わせる」のみ。
「あれ?これだけ?」

ということで、フィッシング詐欺に対する注意をうながす啓蒙CMなんですが、あのテーマソングが流れてくるとつい見てしまいますよね。

「フィッシング詐欺」についてはご存知の方も多いと思いますが、一応どんなものかだけ。
ある日手元にメールが届きます。差出人はカード会社やショッピングサイトなど。そのメールにあるリンクをクリックして、Webサイト上でカード番号や暗証番号を入力しろ・・・との内容。ところが、このメールもWebサイトも真っ赤な偽物。カード情報を狙った詐欺です。
送られてくるメールは送信者が詐称されていて、うっかり信じてしまいそう。リンク先のWebサイトもそれらしく作ってあり、URLを詐称する仕掛けまでしてある場合も。
メールでエサをばらまいて、偽のサイトに人が引っかかるのを待っているということで、まさに被害者を「釣り上げる」ような詐欺です。ただ、綴りは「fishing(魚釣り)」ではなく、「Phishing」だそうです。(発音は同じ。語源は“fishing”なんですが、手口が洗練されている“sophisticated”ことから綴りを変えた、らしいです。)

今日もニュースで「yahoo!そっくりの偽サイトを作って、偽のニュースを載せていた」男性のインタビューを放送していました。「注目を集めたい」という動機に基づくもので詐欺目的ではなかったようですが、見た目だけで信用してはいけないということですね。


このフィッシング詐欺篇もWebサイト上で続きが公開されています。そして、「おまけ」もあります。おまけには、なんと今フランスにいるオダギリ先輩も特別に登場!(どう登場するかは見てのお楽しみ(^^ゞ)
そーかー。オダギリ君て、後輩から憧れられる先輩だったんだねえ・・・。

あ、悪質な手口から身を守るために、カード犯罪についての情報も読んでみてくださいね。

・ライフカード「フィッシング詐欺に気をつけて!篇」
(音が出ます。)
http://www.lifecard-choice.com/safety/top.html

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2005/09/25

「電車男」最終回

先週・今週と、このクールのドラマが続々と最終回を迎えました。
「電車男」も終わってしまいましたねえ・・・実は密かに見ておりますた(微妙に電車男風(^^ゞ

最初は見ていなかったんですが、途中たまたま見てから、なんだかはずせなくなってしまい・・・
最終回はもうハンカチを握りしめながら見てましたよ(笑)
見終わってから、自分にとって何がそんなに魅力だったのかなあ、と考えておりました。

まずは電車男を演じた伊藤淳史くん。がんばってました!勇気を振り絞る彼の姿に、思わず「ガンバレ!」と声をかけたくなるシーンが多かったですね。彼が本当に一途に見えたからこそ、これだけの人が応援したくなったのだと、あらためて思います。
しかし、彼はこのドラマの中でどれだけ泣いたのやら(^_^;)

でも、それよりももっと心ひかれたのは、やはりスレ住人達とのやり取り。その部分が一番楽しかったです。
テレビドラマですから、それぞれスレ住人を個性的に仕上げていました。その配役やキャラクターもおもしろかったですよね。
なによりも、見も知らぬ人の恋をこれだけ一生懸命に応援していける・・・それが何とも自然に受け止められて、自分もスレの住人になったつもりで見ていました。
何かと悪評の高い匿名掲示板。殺伐とした雰囲気のスレも多い中、こういうコミュニケーションも生まれるのだなあと思うと、なんだかほっとします。


逆にちょっと残念だったのは、エルメスの存在感が今ひとつだったところでしょうか。個性的なヲタの面々に押されたというのはあったでしょうが、活躍の場が少なかったですよねえ。
男性からのアプローチがまったくなかった人だとは思えないので、その男性達よりも電車男くんにひかれたのはなぜなのか、もう少し詳しく語ってもらえると良かったと思うのですが。

脇役で印象的だったのは、白石美帆ちゃん演じる派遣社員の陣釜さんでしょうか。今回のドラマでは登場人物はかなりデフォルメされていたと思うのですが、陣釜さんもしかり。目を見開いて「あ~ん?」と凄む所など、妙にはまってましたよねえ。でも、豊原さん演じる桜井はちょっと?やることなすこと裏目にでるお笑いキャラだったのだと思いますが、あんまり笑えなかったかも。
(プロポーズのBGMが「宇宙のファンタジー」っていうのは個人的にツボでしたけど)

あ、最後に電車男のお母さんとして戸田恵子さんが登場しましたね。マチルダさんのフィギュアとセットで・・・。そういえば、マチルダさんの声って、戸田恵子さんでしたっけ(^_^;)

今クールのドラマでは平均視聴率が一番良かったらしい「電車男」。10月には電車のヲタ友達の松永氏(劇団ひとり)を主人公にした番外編が放送されるらしいですねえ。まだまだ電車男旋風は続くということでしょうか。

取りあえず、番外編楽しみにしています(^^♪

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2005/07/06

ライフカードCM「海外出張編」


出ました。ライフカードCMのニューバージョン。

今回はオダギリ君がフランスへ海外出張。飛行機で出会った客室乗務員さんに一目ぼれ。その時には「無理」のカードしかなく、あきらめます。しかし、セーヌ川のほとりのカフェで運命の再会!さあ、どのカードを切るのか・・・

今回のカードは「無理」「速攻」「紳士的」の3枚。

私のイチオシは「速攻」です(^^)
でも今回はちょっとオチが読めちゃうかな~?
派閥編のインパクトがすごかっただけに、あと少し!頑張って欲しかったです。


このCMの女性、ちゃんと名前があるんですね~。客室乗務員さんは「ジャンヌ」、カフェで彼女の横にいる日本語が話せる女性は「桂田」というそうです。そんなの、どこに出てきた?という感じですが、あの英語の会話の中にあるのかなあ・・・。
オダギリ君が一目ぼれする客室乗務員ジャンヌは「CanCam」などで活躍中のモデル、鮎河ナオミさん。カフェで彼女の横にいる桂田は、東京乾電池の役者さんで中村小百合さんだそうです。


ちなみに、前回の出会い編で猫背さんが演じた役は「まどか」ちゃんです(^^)


今回のCM、まだご覧になっていない方はぜひどうぞ♪
以前のバージョンについてご興味があれば、4月の過去ログ探ってみて下さいませ。

・ライフカードCMのページ(音が出ます)
http://www.lifecard-choice.com/top.html

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2005/06/28

タイガー&ドラゴン「子は鎹」の回

いよいよ最終回!毎週楽しみにしてたのに、終わってしまいましたよ・・・結局アップが遅れたので2週分続きます(^_^;)
前回、虎児が逮捕されてしまう衝撃の展開でした。今回の最終回はなんと、その逮捕後、3年の月日が流れています。

今回のテーマは竜二と小しん師匠の因縁の演目「子別れ」です。
「子別れ」は上中下とあるそうで、下の部分(別れた妻子との再開)の所だけやる時には「子は鎹(カスガイ)」という演目になるそうです。(「ちくま文庫落語百選より!」て虎児がそば辰さんに言ってましたね^_^)
上は大工の熊五郎が葬式帰りに吉原へ行く話、中は吉原の女郎にほれ込んでしまい、女房子供を追い出す話だそうです。全部やったら2時間ぐらいかかるそうで、今は下だけやるか、上・下の2つに分けて演じられることが多いそうです。


大工の熊五郎の所に番頭さんが仕事を頼みに来ます。2人連れ立って家を出たところで、番頭さんが
「しかし、あんたも心を入れ替えてよく働くようになったなあ。2年前のあんたは、女房子供放り出して吉原の女身請けしてきて。」
「へえ、あの頃はどうかしてました。まあ惚れこんで身請けした女ですが、1日中寝ている始末。追い出そうかと思っているうちに自分から出て行きました。」
「前の嫁さんや子供に会いたくないかい?」
「へえ、子供もだいぶ大きくなったと思いますが。」
その時、番頭さんがびっくりして声を上げた。
「おや、あれはお前のとこの亀ちゃんじゃないか?」
「え?あ、本当だ」
「ほら、早く声をかけて来な!仕事はまた今度でいいから。」
番頭に言われ、おずおずと近づく熊五郎。
「亀、分かるか?父ちゃんだよ。」
「あ!ほんとに父ちゃんだ!」
「大きくなったなあ。お母さんは達者にしてるか?」
「うん。」
亀の話から、女房がまだ再婚せずに一人でいることを知った熊。
「そうだ、亀。小遣いをやろう。」
「え!こんなにもらっていいのかい?」
「母さんには内緒だよ。亀、お前腹はすいてないか?ウナギでも食べに行こう。」
「今日はもう帰らなくちゃ。」
「じゃあ、明日はどうだい?」
「わかった。じゃあ、明日。」

家に帰ってきた亀。父ちゃんにもらったお金が母に見つかってしまう。
「ちょっと、これは何?どこから盗ってきたの!」
「盗ってないよ。もらったんだよ。」
「こんな大金、くれる人があるはずないよ!」
亀がしゃべらないことに業を煮やした母、熊五郎と別れたときにもってきた金づちを持ち出す。
「ほんとのこと言わないのなら、この父さんの金づちでぶつよ!」
「そんなの、死んでしまう!嫌だよ!」
「嫌だったら言いなさい!」
「父ちゃんだよ!父ちゃんがくれたんだ!」
「まあ、あの人が?」
亀からの話で、熊五郎が吉原の女と別れていることや、今は心を入れ替えて真面目に働き、稼いでいることを知る女房。

翌日、女房は亀をウナギ屋に送り出すが、心配でつい覗きに来てしまう。熊五郎はそんな女房を見つけ、2人は再会することに。
「あの時はすまなかった。今はもう心を入れ替えて働いているんだ。許してもらえるだろうか。もう一度一緒にならないか?」
「ええ、いいですよ。」
「本当か?おい亀、お前のお陰で父ちゃんと母ちゃんの縁が戻るんだよ。昔から『子は鎹』というのは本当だなあ。」
「父ちゃん、俺はカスガイかい?」
そこで亀がサゲの一言。
「道理でよく金づちでどつかれます。」

今回はテーマをなぞるというよりは、もう、そのまんま!まさに涙涙の人情話でした。

最終回はいきなり3年後、虎児の出所のシーンから始まります。虎児の出所を出迎えたのはなんとチビTだけ・・・なぜチビTだけなのかはその後わかってきます。
3年間でまわりは大きく変化しています。ドラゴンソーダはなぜだか大繁盛し、半蔵はおでん屋をたたみ、そば辰は結婚し、どん太はジャンプ亭に抱かれたくない男No1の座を奪われ、銀次郎はウルフ商会の力夫を舎弟にして、30人の組員を抱える2代目組長に。
あ、純喫茶よしこは相変わらず変わってませんね(^^ゞ

そして3年間がんばった竜二はいよいよ真打ちになり、どん兵衛の名前を継ぐことに。じゃあ、師匠はどんな名前に?と聞いた虎児にそば辰は「自分で確かめて来い。」と。
泣かせどころだとわかってるんですけどねえ。どん兵衛が「2代目小虎」として高座に上がっているシーンには、やっぱりうるっときてしまいました。しかも演目は「子別れ」。どん兵衛は「人情話はやらない」(猫の皿の回より)から、竜二は小しん師匠にこれを習いに行ったはずなのに、それを高座でやっているということは、何らかの思い入れがあるゆえ、ですよね。虎児との再会を望むどん兵衛の密かな主張なのでしょうか。

しかし、虎児は「会わせる顔がない」と林家亭に戻りません。
虎児はどん兵衛にゆずったから、と迎えにいかなかった組長。真打になろうとしている竜二のために、虎児を迎えに行けないどん兵衛。迎えにいかなかったことを組長に責められて、思わず虎児への思いをぶちまけます。ここも泣かせどころでしたね~。

素直になれない2人を結びつけたのはどん太と竜二でした。そしてついに虎児が3年ぶりの高座へ。

「品川心中」で心変わりをした虎児が、「子は鎹」で再び師匠や一門の仲間達との絆を確かめ合い、もう一度噺家としてやりなおす。満場の客が虎児の復帰を喜んでいるなんて、虎児はなんと幸せな男でしょう。本来なら今日の主役として一世一代の舞台であるはずの竜二まで、主役を虎児に譲ってしまっているのです。

「やっぱり、あんたにはかなわない」(by竜二)

本当に、そう言わせてしまうキャラクターでした(^^)

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2005/06/27

タイガー&ドラゴン「品川心中」の回

最終回前ということで、衝撃の展開。今回は虎児の話と竜二の話がダブル進行でした。


品川の遊郭にお染という花魁がいた。若い頃はたいそうはぶりが良かったが、年をとってきて段々と人気も衰えてきてしまった。
馴染みの客の足が遠のき、「紋日」が近いと言うのにそのお金を用意できない。
(「紋日」とは、節句の日など、特別な行事が行われる日。この話の場合は「移り代え:衣替え」のこと。花魁が移り代えをするときには、一席設けてその披露をしなければならず、その費用は花魁自身が負担しなければならなかったそうです。)
なんとかしようと馴染みの客にせっせと手紙を出すが、返事ははかばかしくない。
そのためついに、「こんな思いをするくらいならいっそ死んでしまいたい。」と思うようになった。しかし、一人で死んでしまっては「移り代えが出来ないから死んだ」と言われるだろうと思うと、くやしくてたまらない。そこで、誰かと一緒に死ねば「心中」と浮名がたっていいと思いつき、馴染みの客の中から心中相手を探し始める。

できれば悲しむ親や女房子供のいない人、と探していくと、本屋の金三という男にたどりついた。
「この人なら身よりもないしちょうどいい。」
ということでさっそく「相談事がある」と手紙を書く。手紙をもらった金三は惚れた女からの相談事だということで、さっそくお染のところにやって来た。

やって来た金三にとりあえず金の話をするお染。
「四十両ないと、紋日を越せないんだよ。」
しかし、そんな大金、金三に用意できるはずもない。死ぬしかないというお染に、俺も一緒に死んでやると言ってしまう金三。
「ほんとかい?一緒に死んでおくれかい?」
さっそく今日、と言い出すお染にあわてる金三。すったもんだの末、明日の晩ということになる。
「お前さん、逃げたりしないよね?この世では一緒になれないけど、あの世で所帯を持とうよ。」

お染の言葉にすっかりその気になった金三。翌日は親方の所に暇乞いにやってきた。
「旅立つって、どこへ行くんだよ。」
「へえ、遠い所で・・・」
「いつ帰って来るんだよ」
「へえ、盆の十三日には・・・」
「なんだい。気味の悪いことを言うなよ。そういえばお前、お染とかいう花魁に入れ込んでるって?まさか心中なんか持ちかけられてるんじゃないだろうね?なんだい、何おろおろしてるんだい?」
金三の妙な様子にピンと来た親方。金三の懐に匕首(あいくち)を見つけて取り上げるが、金三には逃げられてしまった。

親方の所から逃げ出し、ようやっとお染のところにやってきた金三。とりあえず、この世の別れに、と威勢よく宴会をする。
さて、夜中になり、寝込んだ金三を起こすお染。
「あんた、死ぬ刻限だよ。」
しかし、匕首は親分に取られてしまった。お染が用意した合わせカミソリにびびる金三。
「そんなもので喉を切るなんて!縫うのが大変じゃないか!」
「あたしたち死ぬんだから、そんな心配する必要ないんだよ!」
結局2人で海に飛び込むことになり、お染は金三を引きずるように裏口から連れ出し、桟橋へ。
「さ、飛び込んでおくれよ。」
しかし金三はなかなか飛び込まない。そうこうするうちに誰かがやってくる気配がする。
「誰か来るよ!早く行っとくれ!」
お染は思い切り金三を突き飛ばした。不意を食らって、海へ落ちる金三。続いてお染も飛び込もうとしたが、廓の男につかまってしまう。
「お染さん!もう死ぬことないんだよ!番町の旦那が金持ってきたんだよ。昔馴染みのお染が困ってるのをほってはおけないって。」「え?本当に?でも、一人先に飛び込んじまったよ。」
しかし相手が金三だと聞いた男、
「金三なら身よりもないし、ほっておけばいいさ。俺は黙ってるよ。」
結局2人で黙っておくことにしてしまった。
「金さん、あんた、ほんとに間が悪い男だねえ。お金が出来ちゃったら死ぬことないからさ。迷わず成仏しておくれよ。」

溺れながらこのてんまつを聞いていた金三。死にたくないと手足を伸ばすと、足が底についた。品川の海は遠浅で、溺れるほどの深さではなかった。
「なんだこりゃ。膝までしかねえじゃないか。うえ、鼻からだぼはぜがでてきやがった!」
なんとか海から上がった金三、親方の家にやって来た。
親方の家では若い衆が賭け事の真っ最中。金三が戸口を叩くと、役人の手が入ったと勘違いして大慌て。
「明かりを消せ!」
みんなを落ち着かせ、兄貴分がとりあえず戸口へ出て見ると、そこにいたのは頭に怪我をして全身ずぶぬれになった金三だった。
「お、お前、本当に死んじまったのか?化けてでて・・・あ、足がある?自分だけ助かりやがったのか?」
「違うんだよ。俺だけ海に落とされたんだ。女は金が出来たって、飛び込まなくて・・・」
「情けねえ話だなあ。」
さて、家の中はひどい有様。あわくって梁の上に登ってしまった者、ぬかみそ桶に飛び込んでしまった者、厠に落っこちた者。
その中で、一人だけ泰然と座っていた者がいた。
「それ、伝兵衛さんを見てみろ。さすが元お武家様だ。あれぐらいでなくちゃいけねえよ。」
そこで座っていた伝兵衛が一言。
「いえ拙者、とうに腰が抜けております。」

と、ここまでが品川心中の前半。後半はドラマの中では「仕返しの話だが、暗くて笑えないから今では誰もやらない。」とだけ紹介されます。内容としては、金三がお染に仕返しするために幽霊に化けてお染を脅し、髪を切らせて坊主にしてしまうというお話。
サゲは、
「お前があんまり客を釣るもんだから、魚籠(ビク)にしてやった。」
というもの。魚を入れる魚籠と、比丘尼(女性の坊主)をかけたサゲです。

今回、高座で語るのは子竜こと竜二。うっかりネット心中ツアーに同行してしまっためぐみを助けに行くくだりを品川心中にかけて語ります。(どん兵衛師匠には「品川で落ち合うとこしか合ってないじゃないか!」と言われてしまいますが。)

「今や誰もやらない」はずの後半の話を実際にやってしまったのが虎児。組長の敵討ちのために銀次郎とウルフ商会に乗り込んであばれてしまいます。虎児がどん兵衛師匠からもらった「レロックス」の時計を腕からもぎとってしまうくだりが印象的でした。
どん兵衛が自分の名をついで欲しいといい、ジャンプ亭達が虎児を堅気にするために230万ものカンパを集めていたというのに、虎児はヤクザの世界の義理を立ててしまいます。それは、どん兵衛の所に弟子入りして、大事な人が出来てしまったからこその行動だったのかもしれませんね。

どうしても虎児の話に集中してしまって、竜二の話の方は印象が薄いですね。でも、虎児と竜二の分かれ道としてこういったダブル進行にしたのかなと思います。
「今なら自分の品川心中がやれる」そういって高座に上がる竜二はいよいよ落語の世界に戻ろうとしています。一方、虎児はヤクザとしてウルフ商会に乗り込んでいく。
この2人の明暗を品川心中の前半・後半に例えたのでしょうか。

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2005/06/14

タイガー&ドラゴン「粗忽長屋」の回

今週は無事(!)見逃しませんでした。
(実は、前回の分はお友達から録画したものを借りることが出来ました。うれしかったです。ありがとうm(__)m)
今回は「粗忽長屋」がテーマでした。これはちょっと不条理系の笑い話ですね。スペシャルで登場したヤスオ(北村一輝さん)も再登場。ちょっとバイオレンスなお話でした。


ある長屋にマメな粗忽者(そそっかしい者)と不精な粗忽者が2人住んでいた。マメな粗忽者は大工の八公。その八公が浅草の観音様の境内を通りかかると、人だかりが出来ている。どうやら「行き倒れ」らしい。「どれ、見てやろう」と人の股ぐらをくぐって前へまわると、死体の番をしていた男に声をかけられた。
「おう、妙な所から現れたな。あんた、この行き倒れの顔、知ってる奴かどうかみてやってくれねえか。」
倒れている男の顔をのぞき込んだ八公はびっくり。なんと長屋の隣に住んでいる不精な粗忽者の熊公だった。
「あ!長屋の隣に住んでる熊公だよ!」
「じゃあ、お前さん。ちょっくらこいつのカミさんに知らせて来てくれねえか?」
「こいつは独り者で、親兄弟もいないんで。」
「そいつは困ったなあ。」
「じゃあ、あっしがこれから長屋まで行って、当人を呼んで来まさあ。」
変なことを言い出す八公に、番をしていた男はびっくり。
「あんた、何言ってるんだ。当人はここで死んでるんだよ?」
「いやこいつはホントそそっかしい野郎で、自分で自分のことが良くわからないんで。今朝も熊の家に行ったら当人がぼーっと部屋の中にいまして。」
「この人は夕べからここに倒れてたんだ。じゃあ、この行き倒れはその人じゃないよ。」
「いや、だからこそ当人がここに来なくちゃ。ちょっと待っててくだせえ。」
そういうと、八公は走って行ってしまった。

長屋に着いた八公。熊公を大声で呼びながら家の戸を開ける。
「おい、熊!熊!」
「おお、熊ってな俺のことか!なんだよ!」
当人の熊公はのんびりタバコをふかしている。
「おい!タバコ吸ってる場合じゃねえ!俺は今朝浅草の観音様で行き倒れを見たんだ。なんと、それは驚くじゃねえか、熊、おめえなんだよ!」
「ああ?」
「まだ気がつかねえのか。お前、夕べ浅草で死んでるんだよ!なのに死んだのにも気がつかねえでそのまま家に帰って来ちまったんだよ!」
「そうなのか?そう言われてみればどうも今日は心持ちが悪いと思っていたんだ。俺は死んでたのか。」
「そうだろう?じゃ、お前さんの死体を引き取りに行くぞ!俺が通りかからなかったらどうなったと思ってんだ。」

観音様にやってきた八公と熊公。
「いやあ、先ほどはどうも。」
死体の番をしている男は、また変な奴が来た、とうんざり顔。
「違ってたんだろ?」
「いや、やっと当人も気がついて納得したんで連れて参りました。これがその当人でございます。」
照れくさそうに熊公が挨拶をする。
「へへ、ちっとも気がついてませんで。すいません。当人でございます。」
「また変なのが増えちゃったよ。まあ、話をしてもわからねえようだから、とにかく顔を見てみな。」
行き倒れの死に顔をみる熊公。
「あ!やっぱりおれだ!間違いない!どうしてこんなことになっちまったんだ!」
「じゃあ運ぶよ。おめえ頭の方を持ちな。」
死体の番をしていた男が、運んでいこうとする2人を見てあわてる。
「勝手に持って行くんじゃないよ!いい加減にしな!この行き倒れはお前さんじゃないんだってば!」
「当人が自分だって言ってるのに、いったい何が不満だってんでえ!」
男とケンカを始めた八公に熊公が話しかける。
「おい八・・・なんだかわかんねえんだけど。」
「なんだよ?」
そこで熊公がサゲの一言。
「抱かれてるのが俺なら、抱いてる俺はいったい誰なんだい?」

そそっかしい八公が行き倒れを隣人の熊と見間違えたことから始まって、なんとも不条理なそそっかしさぶりが発揮されるわけです。(虎児はわかんねーを連発してましたね。確かに、そんなこと間違えるかよ!という話です^_^;)

今回はヤスオが再び虎児の前に現われます。ヤスオはまたもや組の金に手をつけて追われる身。コリナイ奴ですね~。しかも、谷中家では色男ぶりを発揮して、鶴ちゃんも小百合ちゃんもメロメロにしてしまいます(^_^;)
途中からの展開がかなり「バイオレンス」で、(なんせ死体がからむから)前回に引き続き、虎児はヤクザの世界にいるんだなあ、というのを再認識させられます。

ヤスオが「自分を殺したフリをして、500万を山分けしよう」と虎児に持ちかけたとき、
「もう自分は替えがきかない。俺がいなくなったら泣く人がいるんだ。」
そう告げるくだりは、ちょっとほろっと来ましたね。
虎児は小虎になったことで、自分の居場所を見つけたんですよね。
前回・今回とヤクザ稼業がらみの話でした。来週もウルフ商会がからんでくるみたいだし、虎児はちゃんと堅気になれるのでしょうかねえ。心配です。


しかし、ヤスオのそそっかしいのにもほどがあります。せっかくウルフ商会から逃げおおせたのに、「結婚報告」のハガキを送ってしまうなんて・・・このくだり、一人でツボにはまってました!結局一番の「粗忽者」はヤスオってことかしら?

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